配管劣化原因調査の為の水質検査
冷却水や循環水を使用している設備にはプラント設備や空調設備、建築設備など色々な設備がありますが、どの設備にも配管部分があります。この配管の耐久性には限界があり時間の経過と共に劣化が進みます。劣化としては主に配管内面の腐食とスライム・スケール付着による閉塞がありますが、この劣化の原因の一つとして水質が大きく関係していることが考えられます。当社ではプラント関連会社様、空調設備会社様、設備管理会社様など多岐にわたる取引をさせて頂いておりますが、このようなお客様から配管腐食の原因を調査する為の水質検査もお受けしております。
先日もあるプラント系メーカーのグループ会社様より、配管劣化原因調査の為の水質検査をお受けしましたので、紹介します。
今回の試料は工業用水、冷却水(循環用)の往水と環水の3検体でした。検査項目は「日本冷凍空調工業会ガイドライン 冷凍空調機器用水質ガイドライン」の基準項目になっている、pH・電気伝導率・塩化物イオン・硫酸イオン・酸消費量(pH4.8)・イオン状シリカとその他(硝酸イオン)の計7項目を検査しました。
写真① pHの分析の様子
写真② イオンクロマト法による塩化物イオン・硫酸イオン・硝酸イオンの分析の様子
配管劣化の原因調査をお考えのお客様は当社にご依頼頂ければ、迅速な水質検査を実施いたしますので、どうぞ宜しくお願い致します。