検査事例 浄水中のPFOS及びPFOA分析
浄水中のペルフルオロオクタンスルホン酸( PFOS )及びペルフルオロオクタン酸(PFOA)分析のご依頼をいただきましたので、受注事例として紹介をさせていただきます。
今回は、F県の水道法20条登録検査機関様からのご依頼です。
PFOSは、有機フッ素化合物の一種で撥水剤や紙・布の防汚剤原料、泡消火剤成分等として広く使われてきました。
PFOAは、食品包装紙の撥水加工原料などとして広く使われてきました。
PFOSやPFOAは環境中で分解されにくく、水道水の原水および浄水から一定程度検出される状況が継続しており、浄水場における水質管理を適切に行うという観点において2020年4月1日から要検討項目から水質管理目標設定項目へ変更になりました。
今回は、お客様が採水を行い、弊社横浜本社へ入荷いたしました。
分析装置にて測定する前に、まずは前処理(固相抽出)を行います。
前処理工程が終わりましたら、液体クロマトグラフタンデム質量分析装置(LC/MS/MS)という分析装置にて測定を行います。
分析によって得られたデータを分析担当者が整理及び確認をし、さらに水質検査責任者のチェックを合格したのちに報告書作成部門にて報告書を作成し、お客様へ発送(必要に応じ速報も)致します。
株式会社 総合環境分析では、浄水以外にも原水や地下水・環境水等のPFOS及びPFOA分析を承っております。
また、PFOS及びPFOA以外の水質管理目標設定項目や水道法水質基準項目(51項目)等の検査も承っておりますので、分析・測定の依頼をご検討の際はぜひご連絡ください。
【関連ページ】PFOS及びPFOAの水質分析