分析事例 排水中のシアン化合物分析
工場排水中のシアン化合物分析のご依頼を頂きましたので、受注事例としてご紹介させていただきます。
今回の案件は、排水の水処理を行っている企業様からのご依頼です。
シアン化合物は殺虫剤やメッキ等様々な用途で利用をされていますが、毒性が強く、急性中毒を起こすと数分で死に至る場合もあるため、取り扱いに注意が必要です。
今回は、お客様が採水を行い、弊社横浜本社へ入荷いたしました。
下記の写真は、シアン化合物の流れ分析法で使用する分析装置「オートアナライザー」です。
流れ分析法が認められる以前は、前処理の蒸留を手作業で行う必要があり、一度に大量検体の分析を行うことが出来ませんでした。
しかし、流れ分析法が公定法及びJIS規格として制定されたことによって、従来手作業で行っていた分析を自動化することができました。
それによって、一度に大量検体の分析を行うことが可能となりました。
下記の写真は、オートアナライザーで流れ分析を行っている様子です。
サンプラーに検液をセットし、自動分析を行います。
分析にて得られたデータを分析担当者が確認及び解析をし、さらに計量管理者のチェックを合格したのちに報告書作成部門にて報告書を作成し、お客様へ発送(必要に応じ速報も)致します。
株式会社 総合環境分析では、排水、環境水、問わずシアン化合物分析の実績がございます。また、シアン化合物以外の排水基準、環境基準項目の分析も行っておりますので、分析・測定の依頼をご検討の際はぜひご連絡ください。