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総合環境分析ブログ

排水中のヨウ素消費量分析

今回の受注事例は排水中のヨウ素消費量分析です。
ヨウ素消費量は主に下水や事業場の排水で分析されることが多い項目です。
水の還元性の強さを測ったり、硫化水素の量を推定する場合によく用いられます。


ヨウ化カリウムとヨウ素溶液をフラスコに取り、そこに試料を加えます。



少しずつチオ硫酸ナトリウムを滴下していきます。



色が薄くなってきたところで指示薬のデンプンを加えます。

デンプンを加えるとヨウ素デンプン反応によって色が変わります。


さらに少しずつチオ硫酸ナトリウムを滴下していくと青紫から透明へと色が変わります。小学生のころジャガイモの断面にヨウ素を垂らす実験をしたことを思い出す方もいるかもしれません。


透明に変わった時点までに加えたチオ硫酸ナトリウムの量を記録し、ヨウ素消費量を割り出します。
分析に当たってはなるべく早く測定を開始すること、色の変化を注意深く観察し、チオ硫酸ナトリウムを入れすぎないよう注意することで正確な値が求められます。

総合環境分析ではヨウ素消費量の他、下水や工場、事業場の排水の分析、河川や池の水の検査などを行っております。
水質の分析を検討されているようでしたら、是非総合環境分析にお問い合わせください。

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