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総合環境分析ブログ

固体試料の全有機炭素分析

水質試料中に含まれる有機物を酸化させて、その全量を炭素の量で示したものを全有機炭素(TOC、Total Oranic Carbon)と呼びます。
河川水や工場排水等の水質試料は一般的にTOC計で分析を行います。
しかし、肥料や土壌、固体試料の有機分の測定では水質試料を測定するTOC計では分析ができません。

当社では固体試料のTOCを測定する装置を導入しましたのでご紹介します。

【SHIMADZU 全有機炭素計 固体試料燃焼装置】

固体試料にありがちな偏在の影響を小さくするために試料を乳鉢等でよく粉砕し最終的には200メッシュを通る粉末試料を調整します。

【メノウ乳鉢】                   【200メッシュ】

粉末試料は試料ボードに入れ燃焼時に試料が飛び散らないようにセラミックファイバーで蓋をしてから、燃焼炉にセットします。

【粉末試料を入れた試料ボード】           【燃焼炉にセットする様子】

燃焼炉により固体試料は燃焼し、CO2ガスとなってキャリアガスとともに検出部へと運ばれ、最終的にTOCとして測定結果が得られます。

固体試料のTOC分析はお客様のニーズが多いことから固体試料用のTOC分析装置を導入しました。

総合環境分析では多種多様な試料のTOC分析を行えるようになりましたので分析ご検討の際はお気軽にお問い合わせください。

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