山梨新報に甲信分析センターが掲載されました。
2023年5月26日発行山梨新報社掲載
企業訪問 最前線
「一番計りたいものは安心」
総合環境分析 甲信分析センター始動水質検査などを行う中央環境理研(南アルプス市)は、環境調査などを行う総合環境分析(本社・神奈川県横浜市、石渡壮代表)とこのほど合併、「総合環境分析 甲信分析センター」にリニューアルして本格的に事業を進めている。
総合環境分析は「一番計りたいものは安心です」をスローガンに創業から40年にわたり、関東地区を中心に飲料水や河川、排水をはじめとする水質検査や分析、土壌汚染調査などを手掛けている。分析室の拠点は、これまでに神奈川県、東京都、群馬県の3カ所だったが、新たに本県が加わった。
石渡社長は、「南アルプス市に新たな分析施設を設けたことで、入札などの参加も円滑になり営業エリアが拡大し、長野県などへもアクセスしやすくなった。さらに、今回の合併によってお互いの得意分野を共有するなど技術的にも向上した。また、現在働いている従業員の待遇面の改善や、新たな雇用を増やせる」と展望を語る。
新たに発足した同センターは、同社の分析拠点として初の水道法34条の簡易専用水道管理検査機関であり、飲料水検査や作業環境測定を中心に神奈川や群馬など県外の事業が増えているという。
金丸康彦同センター長は、「水質は目に見えないので、安心安全を提供し続けるよう努力していきたい。今後は県外での仕事もいっそう増えてくるが、まずは地元第一の姿勢で、水のトラブルなどに積極的に対応し、地域に貢献できるセンターを目指したい」と話している。