職場体験&
インターンシップ
職場体験レポート2023
総合環境分析では地域社会貢献の一環として、近隣の中学生や高校生を対象とした、職場体験学習に協力しています。
学生が当社へ訪問し、実際に仕事を体験するなかで「働く」ということを考え、自立した社会性を身につける事を目的とし、少しでも新しい発見や何かを得てもらえるよう社員で協力しています。
2023年12月12日、甲信分析センター(山梨県南アルプス市)にて職場体験を行いまして、甲府東高校の高校生の生徒さん6名が職場体験に来ました。
会社説明・質疑応答
会社パンフレットを使って、総合環境分析としての業務内容とその中で甲信分析センターでやっている内容を説明しました。
学生1人1人からの質問を受けまして、当社社員が回答しました。
学生達からは「仕事のやりがいは?」「この仕事をするにあたってしておいた方がいいこと・資格などはあるか?」「この仕事を始めたきっかけは?」「職場の人と、仕事以外での交流はあるか?」などいろいろな質問を受けまして、それぞれ回答させていただきました。
環境分析技術者として具体的にイメージしてもらえたかと思います。
また、私達としても原点に立ち返る事ができました。
分析見学・分析体験
【1】pH測定
水道水のpH値を事前に予想してもらい、その後にオートサンプラーを使って校正、測定、そして結果の確認をしてもらいました。
自分たちで予想してから実際の数値を見たので学生たちがとても良いリアクションをしていました。
また、学生たちはお互いに感想を共有し合い、考えを交わしていたので、自分たちで考えた後に実際のプロセスを見ることで、より理解が深まると感じました。
【2】サンプリング体験
事務室 水道の蛇口から細菌検査用ポリ瓶に採水してもらいました。
この細菌検査では、採水の際に配管内の水をしっかりと流すことや、空中に浮遊している一般細菌の混入を防ぐための配慮が求められます。
さらに、ポリ瓶の蓋の内側に手を触れないようにするなど、検査項目に関する具体的な注意事項を詳しく説明いたしました。
このような慎重かつ正確な手順により、確かな結果を得ることができます。
【3】細菌検査体験
【2】でサンプリング(採水)した検体を使用して、一般細菌・大腸菌検査のプロセスを実際に見学していただきました。
その中で、学生の中から一人を選び、その学生に実際に検査を体験してもらいました。
検査結果がどのように得られ、解釈されるかを説明し、その際には過去の検査結果を使用して具体的な例等もあげて説明しました。
特に、この作業を体験した学生は元々分析に興味を抱いており、その意欲が高かったため、作業に真剣に取り組んでいました。彼が手を動かし、検査プロセスを実際に経験することで、理論だけでなく実践的な知識も深まったと思います。
学生からの感想
総合環境分析 甲信分析センターでは、今回が2回目の職場体験でした。今回来ていただいた学生さんは「興味があってこの会社見学を選んだ」という学生さんが集まりました。
見学・体験の後に職場体験の感想を聞いてみました。
A君:「分析とは何か想像がつかなかったが、環境を身近に感じた。」
B君:「分析とはどんなものか分からなかったが、実際に体験して楽しかった。」
C君:「分析しているのを見て、社会に貢献しているのだと思った。」
D君:「分析やその具体的な内容に興味があり、少し深く知れたと思う。」
Eさん:「こういった分析によって水質が守られてると知れて良かった。」
Dさん:「以前に分析の様子を見たことがあるが、更に詳しく知れたと思う。これから飲み水に注目したい。」
職場体験では社員にとっても良い経験となり、また地域社会に貢献できる良い機会ととらえ、できる限り継続していきたいと考えています。
体験に来てくれた生徒さん達が社会に出た時にこの経験が少しでもお役に立てれば幸いです。
今回、職場体験に来てくれた、甲府東高校の生徒の皆さん、ありがとうございました。
学生からの感想
職場体験終了後、甲府東高校の生徒さんから丁寧なお礼の手紙をいただきました。
半日間という短い期間でしたが、いろいろな事を学んでくれたようでした。